YASHICA EZ F924 ダメな子だけど、愛すべきトイデジ。
今から十年ほど前、2008年位にトイデジというものが流行りました。
名前の如くおもちゃ的なデジタルカメラです。
けして高画質ではないけれど、味のある、トイデジにしか撮れない、
奇跡の一枚が撮れたりするので、それがまた良いと大人気でした。
今回紹介するYASHICA EZ F924というデジカメも、その分野のカメラです。
タバコ位の大きさで、重さも軽く、単三電池2本で可動するお手軽さがGOOD!
ところでYASHICAというメーカーを皆さん知ってますか??
昔からカメラが好きな人なら誰もが知っているメーカーさんなのですが、
2007年に商標権を香港の会社に売却し、今はYASHICAという名前だけが
生き残っているといった感じなのですが。。。
そうなんです。感の良い方ならお気づきでしょうが、こちらのカメラも
いわゆるYASHICAであって、YASHICAでないといいますか、
当時のYASHICAを知る方からしたら、こんなカメラにYASHICAの名前を
使うんじゃないよ!ってお怒りになる方もいらっしゃるかもしれません。
それ位YASHICAという名前は、フィルムカメラ時代には一つのブランドとして
地位を確立していた名前なのです。
私も最初にこのカメラを手にした時に、これがYASHICAのカメラですか。。
と、少しばかり言葉を失いましたが、とりあえず実際に使ってみました。
今のデジタルカメラと違い、ISO400までにしか対応しておらず、
高感度撮影にはめっぽう弱いです。(汗)
マクロ切り替えスイッチもあり、マクロに切り替えると結構寄れます。
とりあえず室内でマクロ撮影してみました。
思っていたよりも良く写ってます(笑)
やはり高感度に弱いので、室内で撮るとノイズがかなりありますが、
ビビッドな色合いと、結構シャープな写りをしていますよね。
ちょっと曇り空の日でしたが、屋外でも撮影してみました。
この感じ、結構好きです(笑)
こういった感じの写真、もしかしたらこのカメラ得意なんじゃないですかね?
廃墟とか撮影したら、いい感じの写真が沢山撮れそうです。
ビビッドな発色がいい感じです。
けして高画質な写真ではありませんが、なんとなく憎めない写りです(笑)
こういうカラフルな被写体は、トイデジの大好物ですね♪
ちょっとピンぼけしてますが、マクロで撮った写真です。
いかにもトイデジ的な発色ですが、このカメラ独特の味かなって思います。
現在のデジカメやミラーレス一眼、はたまたiPhoneを始めとするスマホのカメラでも、
もっといい高画質な写真が撮れます。
スマホにいたっては、アプリを使用すれば、トイデジと同じような写真も十分撮れたりします。
ですが、トイデジに関しては、各メーカーによって発色の違いが結構でます。
いいタイミング、いい条件が重なると、他のカメラでは撮れないような、
奇跡の一枚が撮れたりするんです。
それがトイデジの魅力であり、人気になった理由の一つなんだと思いました。
カメラとしては優等生とは言えない、ダメな子なのかもしれませんが、
オールマイティーな優等生ではなく、ある一つの事がずば抜けて得意な、
そんな憎めない愛すべきカメラなんだと思います。
とは言いつつも、これがYASHICAという冠をつけたカメラというのは、
まだ少し認めたくない気持ちでおります(笑)
ですが、トイデジとしてはすごくおすすめできる、良いカメラだと思います!
あなたもこのカメラで、奇跡の一枚を撮ってみませんか?
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